2009年8月26日
氷河の分類
氷河には発達地域による2種類の形態があることが知られている。一つは山岳地に形成される山岳氷河である。もう一つは主に南極とグリーンランドの広大な面積を覆うる大陸氷河である。
山岳氷河の温度は一年を通して、表面から底部まで氷の融点付近にあることが知られている。一方、極地の氷河は水の激しい昇華冷却により、常に氷点下にあり溶けることが無い。亜極地の氷河の表面は季節により融点付近に達し、溶けた水がいくらか氷河内部に流れ込むが、氷河の底部は常に融点以下である。
氷河の温度は表面の状態で見分けることができる。氷河本体が表面に出ている所は解けつつある場所である。乾いた雪によって覆われている所では、たとえ夏でもそこでは融解は起きていない。解けた水が表面に溜まっていたり、割れ目に流れ込んでいるようなところでは、内部や表面に再凍結してできた氷塊や氷層が存在する。湿った雪がある所では、氷点以上に気温が上昇した最後の夏からの雪がすべて堆積している。氷が重なり合っている所では、解けた水が氷河の中で冷たい層のところで再凍結し、氷河になる氷が形成されつつあるところである。
氷河の中で最も小規模なものは、山岳地帯の谷間に存在することから、谷氷河(valley glaciers)と呼ばれるものである。 それより少し大きな規模のものは、氷帽から流れ出る流出氷河(outlet glaciers)である。氷帽は山の頂上にある雪の塊で、山脈はもちろん、火山の上にも存在する。その氷帽から氷の舌のようになって谷あいに流れ出て行き、流出氷河を形成する。この流出氷河は、氷河全体から見れば、まだまだ小規模なものに過ぎない。 極冠や巨大山脈の氷帽からも形成された流出氷河は、海にまで達することがある。
氷河の中で最も大きなものは氷床である。それは地表面のほとんどの地形をその下に覆い隠す。氷床は、現在では南極大陸とグリーンランドだけに存在し、これらの地域に膨大な真水が存在する理由になっている。それがどれくらいの量かというと、グリーンランドの氷床が解けただけで6メートルも海水面が上昇すると言われるほどである。また、南極の氷床が解けると65メートル上昇すると言われている。
氷原は氷床に似ているが、氷床に比べるとスケールが小さい。大陸氷河は標高が高い平原に存在する。このタイプの氷河は多数あり、アイスランド、北極海の島々、ブリティッシュコロンビア州南部の北太平洋山脈からアラスカにかけての地域などに存在している。
氷河海岸(tidewater glaciers)は、氷河が海に流れ込んでいるものである。海に到達した氷河は、崩れ落ちるか、あるいは分離して氷山を形成する。ほとんどの氷河は海に達すると崩壊し、しばしば凄まじい水しぶきを発生させる。水深が深い場合、氷河が海中に潜りこみ、氷山が突然浮き上がってくることもある。アラスカで最も長い氷河海岸である、フバード氷河(en:Hubbard Glacier)は10kmも海に面している。ヤクタット湾と氷河湾には、高さ30mもの氷河が崩れ落ちる光景が見られ、観光船が訪れることで有名である。このタイプの氷河は、ほかのタイプの氷河より、中長期的な気候変動の影響を受けやすい。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
地球温暖化で、この氷も解けてきているようです。
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